東ヰンドの奇妙なブログ
2013年8月4日復活!生粋の初田悦子のファン、東ヰンドの奇跡の賢者のブログです。地味に地道に綴っていきます。 2020年6月以来休眠状態になっていましたが2023年5月11日に再開!! 旧東ヰンドの奇妙なブログもぜひどうぞ☆ http://plaza.rakuten.co.jp/higashiindo/

この東ヰンドの奇妙なブログ上でも何度も告知して参りましたように
9月15日(日)に、初田悦子2ndアルバム『Storyteller~君に歌う物語~』
リリース記念ワンマンライブ東京編が開催されました!
東京での初田さんのワンマンライブは1年半ぶり。
嬉しきピロシキ風呂敷!な事象!!
この記念すべき日とまさに時を合わせるかのような
ちょっと季節外れの台風の訪れ。
でも、台風などなんのその!
そんなものに怖気づくワタクシではありませぬ!
ということで無事、“歌うストーリーテラー”初田悦子による
素敵な音楽の世界を味わって参りました!!
―――――――――――――――――――――――――――
2013/09/15
初田悦子 2ndアルバムリリース記念ワンマンライブ 東京編
Storyteller ~君に歌う物語~ セットリスト
Place: 南青山MANDALA
1 stage (16:10-18:12)
1. 星のピカリ☆
2. 天使のめがね
3. kissのうた
4. きみのママより
5. パパにラブレター
6. 海賊の花嫁
7. 忘れてね
8. 新しい恋をするために
9. 銀色の恋人
10. インテリアくらげ
11. ともちゃん
12. 熊猫の魔法
13. 夢☆ジオラマ工房
14. Excuse!
15. 浪花サーティファイヴ
16. 光
アンコール (18:13-18:28)
1. アデュー~旅芸人のうた~☆
2. 僕らのラララ
ダブルアンコール (18:30-18:42)
きみのママより
―――――――――――――――――――――――――――
当日は・・・といえば、まさかの「晴れじゃん」!
『夢☆ジオラマ工房』でも強い嘆きとして語られているように
天気予報とは実に調子のいいことを言うものである。
(もちろん悪気があってそう言っているわけではないんだろうけど)
結果論だが、
この日に関しては、ライブの行われた昼すぎから夜にかけては、
東京では雨が降る気配はほとんどなく、ごく普通の穏やかな1日であった。
あれが台風の前の静けさというやつか。
翌日は全国的にとんでもない暴風雨で大荒れだったから。
何度も書いてきているように、
8月3日の2ndアルバム『Storyteller~君に歌う物語~』のリリースは、
初田悦子ファンとしてずっと待ち望んでいた、心から祝福したい出来事だった。
それ以来、1日も欠かすことなく、その新譜を聴く毎日を送っている。
ライブに向けては十分な休養をとりつつ、
この日の午前中も『Storyteller~君に歌う物語~』を一回しして、
心身ともに万全の状態で臨むことができた。
で、
我が土地に古くから伝わる忍法【ちーかてっつ】を駆使し、
開演時間の40分ほど前には、ライブが行われる南青山MANDALAに到着。
余談だが、奇妙奇天烈な諸々の事情があり
ワタクシ自身がライブ予約したタイミングはそれほど早かったわけでは
なかったのだが、チラリと見た店頭での予約者リストでは、
一番上にワタクシの名前があったことが嬉しかった。
もしかしたら、もはや「言わずもがな」で予約が入っているのかも。
関東のライブではね。
これもまた嬉しきピロシキ風呂敷!な事象!!
なにせ、2009年4月以来この約4年半の間、
関東地方で公を対象に開催された初田さん出演のライブイベントは
すべて観に行っているからな。フォフォフォ。
座席の入り口近辺では、
初田さんのお姉さんでシャンソン歌手の岩本さつきさんが
物販コーナーで販売スタッフを務めていらっしゃった。
「あら、東ヰンドさん、いつもありがとうございます~」
「こちらこそ、『夢☆ジオラマ工房』・『アデュー~旅芸人のうた~☆』(※)では
いつもお世話になっております。」
※『Storyteller~君に歌う物語~』に収録されている
この2曲では、岩本さつきさんがコーラスを務めている。
そしてまず、3年半前に初田さんから譲っていただいて以来、
ずっと額に入れられワタクシの部屋で保存されていた
“初田悦子直筆サイン入りCD販売中♪”を物販コーナーに置き
記念すべき東京での2ndアルバムリリース記念ワンマンライブの開催に
花を添えさせていただいた。

↑“初田悦子直筆サイン入りCD販売中♪”に彩られた物販コーナー
せっかくの記念すべきワンマンライブを目一杯堪能すべく
会場中央のちょっと踏み込んだ位置に陣取った。
(いつも端っこの方の地味なポジションに座るワタクシとしては極めて異例)
ライブ開始まで20~30分の時間を待つ形となったが、
それほど暑くない環境だったにもかかわらず緊張して汗だく。
いや、得てしてワンマンライブの開始前というのはそういうものである。

↑ライブ開始15分前の南青山MANDALAの観客席の様子
ライブ開演予定時間を10分ほど過ぎた頃に、暗転。さあいよいよだ。
バックバンドの皆さん達がまずステージに現れ、
鎌田雅人さんによる、時が来たことをを告げる
優しくも華やかなピアノのインストが披露される。と同時に
“歌うストーリーテラー”初田悦子がステージに登場!!
湧き起こる拍手と歓声。
心地よきミュージックがやがて
幻想的で少しミステリアスな音色の『星のピカリ☆』の
長めのイントロへと変わる。
目を瞑り、イントロを聴きながら曲に入り込む初田さん。
会場中に響く優しくて伸びやかな歌声。
バックに漂うライトの玉々が夜空の星を想起させて
『星のピカリ☆』が描き出す雰囲気をより一層引き立てる。
真近で展開されるバンド演奏(特に艶やかなアコーディオンの音色!)
とも相まって、感じられてくるものは優雅の一言。

↑時折、夜空を上の方を見ながら穏やか表情で歌う初田さん
続いての曲はメルヘンチックでな曲調で心躍る『天使のめがね』!
ステージの初田さんは、すごく楽しそうで
いつにも増して歌詞に合わせた身ぶり手ぶりに溢れていて
情景を見ていて自然とウキウキした気分になってくる。
ちなみに、歌詞も無事に合ってるver.だった!
近年は、歌詞の安定感も増してきているな!(笑)

↑♪ひとつひとつ かけら集め~ の歌詞に合わせたジェスチャー
初田悦子のナンバーの中でも、ワタクシも大好きな曲。
子どもにも大人にも、たくさんの人に愛される1曲になってほしいな~。
この次の『kissのうた』のイントロにのせて
「みなさん、ようこそ~!よう来てくれはった~!!ありがとう!!!
今日は思いっきり楽しんでいきましょう!」

↑全身を使って躍動感いっぱいに歌った『kissのうた』。
初田さんご自身も雰囲気と音楽を楽しんでいた
2ndアルバム『Storyteller~君に歌う物語~』には
『kissのうた』は収録されていないから、
ここでセットリストに入ってきたのはちょっと意外だったかな。
ライブ向けの、しかもバンド編成でこその曲だから
こういう機会では積極的に歌っていくのもいいよね。80年代メロディだしね。
そんな風にしてここまで3曲歌ったところで、初田さんから一言。
「あ゛ー!化粧が!!」
汗をかいたことでメイクに影響が出ることを心配しての率直なメッセージで。(笑)
「改めましてみなさん、こんにちは!初田悦子です!どうぞよろしく!」
東京でのワンマンライブ、お待ち申し上げておりました!
「半年も前からこの日のライブを決めて楽しみにしてきたっていうのに・・・
台風って何よ!?誰が連れてきたの!?」
間髪入れず「お前!?」と観客席から合の手を入れる岩本さつきさん。
「・・・あたしの姉ですね。ダメですよ。他の人はお前!?なんて言っちゃ!」
こんな姉妹間での絶妙な掛け合いもあって快調に進行。

↑台風って何よ!? と笑いを誘う初田さん
「東京に来る時、大きな天災が起こるんです。そんなに大歓迎して
くれなくてもいいんですけど、きっと自然が喜んでくれるんでしょう。」
例として挙げられていたのは・・・
・2011年3月11日の大地震の時
・2013年1月14日の記録的大雪の日
・そして今日というすごく大事な日に台風が上陸しそう
思い切って朝まで80曲くらいライブやろうとか
もし明日台風が上陸して帰れなかったらみんなで飲もう
(初田さんの地元大阪からいらっしゃっているお客さんが結構いたので)
とか、それはそれでいつか実現してほしいこともトーク内容に含まれていた。
生粋の初田悦子ファンとしては、ぜひ積極的に開催をご検討いただきたいと
真に願っている今日この頃である。
「こんな天気(予報)の中ですが、来てよかったなという
1日にしましょう!それでは、デビュー曲・・・」
そんな導入から始まった『きみのママより』は、
いつも以上に心を込めて力強く、真っ直ぐと歌っていた印象だった。
何年経っても、何度聴いても、愛情の伝わってくる素敵な曲だよね。

↑『きみのママより』歌唱中の様子。終始、表情もとても豊かに歌い上げる
個人的には、
背景にライティングされていた樹木を思わせるような緑の模様が
曲全体のイメージにとてもよく同調して、素晴らしく感じたなぁ。
ここまでいくとたぶん完全にパーソナルな感想になっちゃうけどなー。
でも単に歌や曲だけでなく、雰囲気とか見えてくるものとか
それ以外の要素も含めて総合的に良さを体感できるのも
ライブならではの醍醐味であると思う。

5曲目は『パパにラブレター』で、
鎌田さんと柳沢さん(後ほど紹介)は、楽器をギターに持ち替えて演奏&コーラス。
トリプルギターをメインとした伴奏に初田さんも応えるように
ステージスペースをいっぱいに使って歌う。
『パパにラブレター』はバンド編成が映える1曲だし、
コーラスの有無で聴いている感じがだいぶ変わる曲のように感じる。
個人的には、
さらにコーラスを入れて爽やかさを強めていってもいいかな、とも。

↑『パパにラブレター』ではギター演奏していた鎌田さんと柳沢さん
(この写真では分かりにくいが鎌田さんの背後に座している)
『海賊の花嫁』のベースの重低音が奏でられる中、
ここで、初田さんからこのライブのバックバンドを務める
サポートメンバーの皆さんが紹介された。

↑ノリノリ&笑顔にあふれた演奏姿が特徴、ドラムス田中徹さん(後ろ)

↑ベース、ハピネス徳永さん

↑初田悦子ワンマンライブでは完全にお馴染み、
ピンクの模様が入った衣装がトレードマークのアコーディオン田ノ岡三郎さん(左)と
ギターの久次米真吾さん(右)
↑『Storyteller~君に歌う物語~』の10曲目『熊猫の魔法』で楽曲提供している
フォークシンガーのような風貌の柳沢耕平さん(後ろ)

↑この日は柳沢さんとともにキーボードetc.を担当。
初田さんのプロデューサーの鎌田雅人さん
「ピーターパンのお話はあまりにも有名ですが、
実はそのすぐ隣でこんなLove Storyが始まっていた!」
初田さんのそんなインプレッシヴな言葉に導かれし6曲目は『海賊の花嫁』だ!
赤と青でダークに染められたステージから放たれる至近距離の迫力!
シャンソンの風合いの滲む鋭さのある歌詞と楽曲が
心にズドンと響く。これが“ストーリーテラー”たる所以か。

↑聴くほどにゾクゾクした!!
実はもともと『海賊の花嫁』は、
そんなに好みの1曲じゃなかった(曲のタイプという意味で)んだけど
ライブで何度も聴いているうちに、どんどん引き込まれていった。
CD音源で聴くだけではこうはならなかったかも・・・というか、ならなかっただろう。
ぜひライブで鑑賞して、その臨場感を味わってほしい曲のひとつ。
この後、9月4日に京セラドームで行われた
プロ野球の公式戦(オリックスVSロッテ)の試合前に
国歌独唱という大役を務めたことに関するトーク。
普段は蚤の心臓だが、不思議なことに歌うときは緊張しなかったという。
(↓この記事からその国歌独唱の動画が見られますので、ぜひ☆)
http://ameblo.jp/hatsuetsu/entry-11609939851.html
「これからはどこ行っても大丈夫!ドーム歌手ですから!!」
という自信を持った!・・・はずが、その2日後のイベントライブで
大昔のいろいろに紐付く驚くような展開の出来事があって
ものすごーく緊張してしまったそう。
(すみません、詳細説明が難しいのでちょいと言及を避けます)
ちなみに、この京セラドームでの国歌独唱。
確かにそれは偉大な役目だし、すごいことだと思う。
誰にでもオファーのあることでは無いからね。
でも、ワタクシからすれば、
2ndアルバム『Storyteller~君に歌う物語~』のリリースと
大阪・東京での2回のリリース記念ワンマンライブの開催、
それらの方がずっとずっと大きな意味があるし
国歌独唱よりもより多くの人に注目してほしい事であると思っているよ。
7曲目からは恋の歌3連発。
まず『忘れてね』はライブでは久しぶりに聴く曲だった。
大人の気品が漂う音楽がすーっと耳に入ってくる。

↑『忘れてね』を熱唱する初田さん
続いて『新しい恋をするために』、『銀色の恋人』と、
ニューアルバムでも連続で収録されている2曲が
ライブでもやはり続けて披露される。
前者は、恋の切なさと前に向かう爽やかさの融合を
後者は、昔の恋を懐かしさを歌っていて、
いずれも特に女性に、自分の経験と重ね合わせてシンクロするものがあれば
より心にも響いてくるであろう曲である。

↑『銀色の恋人』
『海賊の花嫁』のあたりとは打って変わって、
じわりしっとりと聴かせるナンバーで、一旦会場全体が落ち着いたムードになる。
ライブも中盤を過ぎ、今度はカバー曲『インテリアくらげ』。
なんとアコーディオン田ノ岡三郎さんとのデュオ編成。

↑『インテリアくらげ』の一幕。まったく見たことないような
テクニックを織り交ぜる田ノ岡さんのアコーディオン演奏も見事
“歌うストーリーテラー”初田悦子の真骨頂ともいえる、
ほんっっっとに素晴らしいパフォーマンスだった。もうその一言。
ワタクシ自身も曲に入り込みまくって、
一緒になって歌いまくってしまったよ。楽しき時であった。ハッハッハ。
ここで、田ノ岡さんが一旦ステージ裏に下がり、今度は柳沢さんが現れた。
初田さんがここから柳沢さんとの出会いについて語った。
「彼との出会いは山口県。お父さんのお墓参りをして
ちょっと感傷的になっていたところ、(たぶん鎌田さんの)車中で
流れてきた曲が柳沢さんが所属するウイリアムというバンドの曲だったんです。
普段なかなか素直な気持ちで他のアーティストの曲を聴けないんですが、
その曲を聴いた時は大号泣しちゃって・・・」
そこから鎌田さんが以前ウイリアムをプロデュースしていたことから
Facebook経由で実際に対面して、ニューアルバム用にも
楽曲を提供していただくような展開になったそう。
この次に披露されたのは、鎌田さん・柳沢さん・初田さんが
茨城県の山の中でレコーディング合宿的なものをやった時に
一緒にセッションしてすごく良かった、という『ともちゃん』という初めて生で聴く曲。

和やかな日々の風景や心情を歌った曲なんだが
♪息が白くなるような冬の朝に目覚めたって 君が傍にいればもう春の雲の中
という歌詞のサビからの初田さんの声量がものすごくて笑うしかない。
セッションもすごく良かったというが、これもなかなか素晴らしい1曲だったと思う。
いきなり聴いた曲でそういう感想を持つこともそうはないんだけどね。
バックバンドの皆さんがステージに戻り、
柳沢さんが「パンダ」をキーワードに詞と曲を制作した
『熊猫の魔法』が「本邦初公開!」された。
やわらかさを醸し出すオルガンの伴奏。
それでいてサビに向けて壮大な方向にもっていくような曲調の
ファンの立場からすると、いきなりCDに収録されていた
ある意味での“ビックリナンバー”なわけだが、
やっぱり鎌田さんが初田さんのために作った楽曲とは
ちょっと違う風に感じるものだなぁ。ま、作り手が異なれば当然か。
ワタクシは音楽的なことはよく分からないんだけれども。
間髪入れず、ワタクシの大のお気に入りである5拍子の楽曲、
『夢☆ジオラマ工房』に移った!
しかも、
この日は「雨じゃん!」嘆き→「台風じゃん!」絶叫のスペシャルバージョン!!
大バクハツだ!ウヒョウ!!
いやー相変わらず会心の歌詞!だなぁ。
音源化されて以来、最も多く聴いている曲であるが、
このインスピレーションの刺激度たるや想像の範疇ではないよ。
アコーディオンとキーボードからの電子音、柳沢さんのコーラスが
全部がたいへん効果的に作用していて、
もうそれはそれはファンタスティックな仕上がりになっていた。

↑♪なーんでだ なーんでだ から これっくらいのこと平気だよ
に変わるその一瞬での初田さんの表情と歌い方の変化は特筆すべきものだった
いやーもう最高だね!
もちろんお気に入りだってこともあるけどさ、
ここまでひとつの曲に心がワクワクさせられてしまうと
もうなんかどうしていいか分からなくなってしまうよね。
魅了されて惑う。そうか、これが「魅惑」ってやつか。
なかなかあるもんじゃないよ、魅惑されちゃうことって。
初めて聴いた時から度々同じこと書いているが
この1曲だけのためのライブがあってもいいと思うくらいだ。
ここからしばらくのトークをはさみ、
「今回リリースしたニューアルバムには
デビュー曲の『きみのママより』も再録しているんですけど、
デビューから4年半、私自身も子どもと一緒に成長していて、
『きみのママより』では描き足りないことがある。だからもう1曲書きました」
と初田さんが語る、8ビートの楽曲『Excuse!』がこの日のライブでの14曲目。
母と娘、相互にエネルギーを与え合う素敵な愛のカタチを歌っている。

↑バンド編成でこそ映える『Excuse!』
続けて、
初田さんの音楽仲間であり親友である勝見智子さんとのエピソードを歌った1曲。
『浪花サーティファイヴ』!
この曲は、勝見さんとの実際のエピソードから書かれた
「悩む中でも支えあって気の向くまま生きよう!」っていう
メッセージソングなんだよね。

↑この日もスタッフとして会場にいらっしゃっていた勝見智子さん
しみじみとした歌詞だけど、そこに込められた強い思いを
ストレートに伝わるように歌っているのが、すごくって。なんか感動的で。
一緒に歌いたくなる曲のひとつだし、
聴いていてワタクシも自然と嬉しくて楽しい気持ちになるよ。

↑♪浪花サーティファイヴ!
「ニューアルバム『Storyteller~君に歌う物語~』、ぜひ持って帰って下さい。
きっとお家でも楽しんでもらえると思います。そういうわけで最後の曲です!」と、
まぁどう考えても真に受けてはいけないあと1曲で終了宣言が飛び出したが
とりあえず個人的には真に受けておきつつ、仮ラストの『光』!

歌もパワー全開。初田悦子らしさの感じられる1曲。
バックバンドの皆さんの演奏にも、それまでにも増して熱が入っていたよ。
『光』の終了とともに、観客席からは大きな拍手。
何のコメントもためらいもなくステージ裏に下がる出演者の皆さん。
そして数十秒後、出演者の皆さんが再登場!
アンコールステージのスタート!
アンコールは想定されているとはいえ、ここまでいくと儀式だな、儀式。(笑)
「皆さん、アンコールありがとうございます!」
再び拍手に包まれるライブ会場。
「実は前日のリハーサルが9時間!
この先が桃源郷か・・・と思いましたが、やればできるもんです」と初田さん。
あら!?奇遇じゃありませんか、初田さん。
ワタクシも、初田悦子ライブレポートを書いていると、
桃源郷どころか蜃気楼や幻覚が見えてくることがありますよ。
そのリハーサルの時間を軽く超える時間がかかってますからね・・・
もっとサクサク書ける能力があればいいんですけどね。
・・・何でもないです。これもきっとマヤカシです。
さて、アンコール1曲目は・・・
「速い歌が続きましたので昭和的なやつをいきますかね。
アホな旅芸人の歌です。笑ってやってください。
アデュー、それは『さようなら』の意味です」
曲のイントロに乗せた、初田さんのそんな口上から始まる
『アデュー~旅芸人のうた~☆』!

↑鎌田さんはアンデス(高い音の出るピアニカ)を演奏
ドラムが結構大胆な感じのアレンジで、♪さらば~アデュー!と愉快痛快に歌いあげる。
でも、じっくり聴いていくと、
この歌、地味に結構難しい作りになっていると思うんだけどね。
通好みってヤツですよ。フォフォフォ。
会場を巻き込んだ♪シャラルランラルランラルラルラーの合唱で
このワンマンライブというひとつの物語の締め括りとしては最高だね・・・
と思っていたら、
「もう1曲歌わせて!また会う日までみんなも元気でおってや!」
という初田さんの言葉とともに『僕らのラララ』のイントロが!
おーう!
『僕らのラララ』もやるんだ!?
ちょっとした驚きの中、バックバンドの後押しを受け、
ありったけのエネルギーをぶつけて一気に歌い切る初田さん。
最後は、もはや定番となったラララの大合唱。

↑やはりライブのクライマックスは『僕らのラララ』が一番!
『僕らのラララ』が終わると、出演者の皆さんがステージ前に出て、
達成感に満ちた表情とともにフィナーレ!

お店のBGMなんかもかかり出して、これで本当に終わりだと思ったら、
会場中から湧き起こる「アンコール!」の声。
それを受け、初田さんが三たびステージに舞い戻った!!
おおおーーーっ!
大阪のホールライブに続くダブルアンコールか!マジか!?
「ダブルアンコールありがとう!用意してませんっ!!」
ウフォーーーーーーーーーーーウ!
初田悦子ファン歴もなんだかんだ言って長くなってきたけど
この展開は予想してなかったな~。
「こうなったからにはあと1曲歌わせてください!」
ここで、初めて耳にするデビュー当時のちょっとしたエピソードが語られ・・・
(詳細は後日・・・書くかもしれない)
「たった1曲だけど、たくさんの人に会わせてくれて・・・
これからも心を込めて歌っていこうって思ってます。」

↑鎌田さんとのピアノデュオ編成でのダブルアンコール『きみのママより』
広く遠く響く声。会場にも。そして心にも。
やっぱり“歌うストーリーテラー”初田悦子の代表曲は後にも先にもこれだ・・・
ワタクシが出会うことができたのもこの曲がきっかけだしな。
こうして、東京でのニューアルバムリリース記念ワンマンライブは終幕。
(さすがに、この後の「まさか」は無かった)
はい、カット!
ということでライブ終了後恒例のヰの公式のお時間です。
「初田さん!どうも。お疲れ様でしたー!」
「お、ヰンドくん。」
「本日もプレゼントを持参いたしております。
前回、『Storyteller』のリリースにかけた、スト●×リー△※テラ は
無惨な悲しい失笑に終わりましたので、
今回こそはご満足いただけるようなものをお持ちいたしましたよ。」
「うん、何?」
「こちら!スト●×リー△※テーです!」

周囲から聞こえてくる「えー、またスト●×リー??」等の冷たい野次。

↑一瞬にして凍りつくその場
「・・・スト●×リー△※テー の出来はともかく、ストロベリーティーは好きだよ!」
嗚呼、初田さんのフォローの言葉が身に滲みる。
「それはよかった。では!こちらにサインをいただけますか?」
「出た!これか・・・」

しかし、多少のためらいの色を見せつつも、
ペンを執った悦子画伯のクリエイティヴィティは恐るべし。

すごすぎてもうこりゃこりゃ。(笑)
いきなり渡して即席でちょちょいとこれ書けるもんか!?
普通の人ってそうはいかないよな!!??
とワタクシが驚き桃の木の中、「はい!完成!!」
↑家宝その38。もはや芸術品としての価値があるほどだ

↑普段はほとんどお願いしないツーショット写真も撮らせていただいた
・・・以上、完。
ワタクシとしては珍しく、「楽しかったー!」という印象が最初にくるライブでした。
(結構珍しいことで、いつも異なる感想が先に来ることが多いんです。)
ひとつ思ったこと。
遠路はるばる大阪から来ているファンの方が多くて驚きました。
と同時に、関東の初田悦子ファンももっと増やしたい!
そんな気持ちも強く感じました。
さぁ、東京でも語られ始めた“歌うストーリーテラー”初田悦子の物語。
これからが新章ですね!!
ワタクシ東ヰンドも、個性に一層の磨きをかけて応援を繰り広げていきますよ!
(ただし、地味に地道に!)
だってファンですから~♪
以上、
初田悦子ライブレポート第40弾---歌うストーリーテラーの物語 東京編
でございました。
すっかり文面が長くなってしまいまして誠に恐縮です。
お読みになって下さったミナサマ!ありがとうございます!!
ぜひコメントにて感想などお寄せ下さい!!
9月15日(日)に、初田悦子2ndアルバム『Storyteller~君に歌う物語~』
リリース記念ワンマンライブ東京編が開催されました!
東京での初田さんのワンマンライブは1年半ぶり。
嬉しきピロシキ風呂敷!な事象!!
この記念すべき日とまさに時を合わせるかのような
ちょっと季節外れの台風の訪れ。
でも、台風などなんのその!
そんなものに怖気づくワタクシではありませぬ!
ということで無事、“歌うストーリーテラー”初田悦子による
素敵な音楽の世界を味わって参りました!!
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2013/09/15
初田悦子 2ndアルバムリリース記念ワンマンライブ 東京編
Storyteller ~君に歌う物語~ セットリスト
Place: 南青山MANDALA
1 stage (16:10-18:12)
1. 星のピカリ☆
2. 天使のめがね
3. kissのうた
4. きみのママより
5. パパにラブレター
6. 海賊の花嫁
7. 忘れてね
8. 新しい恋をするために
9. 銀色の恋人
10. インテリアくらげ
11. ともちゃん
12. 熊猫の魔法
13. 夢☆ジオラマ工房
14. Excuse!
15. 浪花サーティファイヴ
16. 光
アンコール (18:13-18:28)
1. アデュー~旅芸人のうた~☆
2. 僕らのラララ
ダブルアンコール (18:30-18:42)
きみのママより
―――――――――――――――――――――――――――
当日は・・・といえば、まさかの「晴れじゃん」!
『夢☆ジオラマ工房』でも強い嘆きとして語られているように
天気予報とは実に調子のいいことを言うものである。
(もちろん悪気があってそう言っているわけではないんだろうけど)
結果論だが、
この日に関しては、ライブの行われた昼すぎから夜にかけては、
東京では雨が降る気配はほとんどなく、ごく普通の穏やかな1日であった。
あれが台風の前の静けさというやつか。
翌日は全国的にとんでもない暴風雨で大荒れだったから。
何度も書いてきているように、
8月3日の2ndアルバム『Storyteller~君に歌う物語~』のリリースは、
初田悦子ファンとしてずっと待ち望んでいた、心から祝福したい出来事だった。
それ以来、1日も欠かすことなく、その新譜を聴く毎日を送っている。
ライブに向けては十分な休養をとりつつ、
この日の午前中も『Storyteller~君に歌う物語~』を一回しして、
心身ともに万全の状態で臨むことができた。
で、
我が土地に古くから伝わる忍法【ちーかてっつ】を駆使し、
開演時間の40分ほど前には、ライブが行われる南青山MANDALAに到着。
余談だが、奇妙奇天烈な諸々の事情があり
ワタクシ自身がライブ予約したタイミングはそれほど早かったわけでは
なかったのだが、チラリと見た店頭での予約者リストでは、
一番上にワタクシの名前があったことが嬉しかった。
もしかしたら、もはや「言わずもがな」で予約が入っているのかも。
関東のライブではね。
これもまた嬉しきピロシキ風呂敷!な事象!!
なにせ、2009年4月以来この約4年半の間、
関東地方で公を対象に開催された初田さん出演のライブイベントは
すべて観に行っているからな。フォフォフォ。
座席の入り口近辺では、
初田さんのお姉さんでシャンソン歌手の岩本さつきさんが
物販コーナーで販売スタッフを務めていらっしゃった。
「あら、東ヰンドさん、いつもありがとうございます~」
「こちらこそ、『夢☆ジオラマ工房』・『アデュー~旅芸人のうた~☆』(※)では
いつもお世話になっております。」
※『Storyteller~君に歌う物語~』に収録されている
この2曲では、岩本さつきさんがコーラスを務めている。
そしてまず、3年半前に初田さんから譲っていただいて以来、
ずっと額に入れられワタクシの部屋で保存されていた
“初田悦子直筆サイン入りCD販売中♪”を物販コーナーに置き
記念すべき東京での2ndアルバムリリース記念ワンマンライブの開催に
花を添えさせていただいた。
↑“初田悦子直筆サイン入りCD販売中♪”に彩られた物販コーナー
せっかくの記念すべきワンマンライブを目一杯堪能すべく
会場中央のちょっと踏み込んだ位置に陣取った。
(いつも端っこの方の地味なポジションに座るワタクシとしては極めて異例)
ライブ開始まで20~30分の時間を待つ形となったが、
それほど暑くない環境だったにもかかわらず緊張して汗だく。
いや、得てしてワンマンライブの開始前というのはそういうものである。
↑ライブ開始15分前の南青山MANDALAの観客席の様子
ライブ開演予定時間を10分ほど過ぎた頃に、暗転。さあいよいよだ。
バックバンドの皆さん達がまずステージに現れ、
鎌田雅人さんによる、時が来たことをを告げる
優しくも華やかなピアノのインストが披露される。と同時に
“歌うストーリーテラー”初田悦子がステージに登場!!
湧き起こる拍手と歓声。
心地よきミュージックがやがて
幻想的で少しミステリアスな音色の『星のピカリ☆』の
長めのイントロへと変わる。
目を瞑り、イントロを聴きながら曲に入り込む初田さん。
会場中に響く優しくて伸びやかな歌声。
バックに漂うライトの玉々が夜空の星を想起させて
『星のピカリ☆』が描き出す雰囲気をより一層引き立てる。
真近で展開されるバンド演奏(特に艶やかなアコーディオンの音色!)
とも相まって、感じられてくるものは優雅の一言。
↑時折、夜空を上の方を見ながら穏やか表情で歌う初田さん
続いての曲はメルヘンチックでな曲調で心躍る『天使のめがね』!
ステージの初田さんは、すごく楽しそうで
いつにも増して歌詞に合わせた身ぶり手ぶりに溢れていて
情景を見ていて自然とウキウキした気分になってくる。
ちなみに、歌詞も無事に合ってるver.だった!
近年は、歌詞の安定感も増してきているな!(笑)
↑♪ひとつひとつ かけら集め~ の歌詞に合わせたジェスチャー
初田悦子のナンバーの中でも、ワタクシも大好きな曲。
子どもにも大人にも、たくさんの人に愛される1曲になってほしいな~。
この次の『kissのうた』のイントロにのせて
「みなさん、ようこそ~!よう来てくれはった~!!ありがとう!!!
今日は思いっきり楽しんでいきましょう!」
↑全身を使って躍動感いっぱいに歌った『kissのうた』。
初田さんご自身も雰囲気と音楽を楽しんでいた
2ndアルバム『Storyteller~君に歌う物語~』には
『kissのうた』は収録されていないから、
ここでセットリストに入ってきたのはちょっと意外だったかな。
ライブ向けの、しかもバンド編成でこその曲だから
こういう機会では積極的に歌っていくのもいいよね。80年代メロディだしね。
そんな風にしてここまで3曲歌ったところで、初田さんから一言。
「あ゛ー!化粧が!!」
汗をかいたことでメイクに影響が出ることを心配しての率直なメッセージで。(笑)
「改めましてみなさん、こんにちは!初田悦子です!どうぞよろしく!」
東京でのワンマンライブ、お待ち申し上げておりました!
「半年も前からこの日のライブを決めて楽しみにしてきたっていうのに・・・
台風って何よ!?誰が連れてきたの!?」
間髪入れず「お前!?」と観客席から合の手を入れる岩本さつきさん。
「・・・あたしの姉ですね。ダメですよ。他の人はお前!?なんて言っちゃ!」
こんな姉妹間での絶妙な掛け合いもあって快調に進行。
↑台風って何よ!? と笑いを誘う初田さん
「東京に来る時、大きな天災が起こるんです。そんなに大歓迎して
くれなくてもいいんですけど、きっと自然が喜んでくれるんでしょう。」
例として挙げられていたのは・・・
・2011年3月11日の大地震の時
・2013年1月14日の記録的大雪の日
・そして今日というすごく大事な日に台風が上陸しそう
思い切って朝まで80曲くらいライブやろうとか
もし明日台風が上陸して帰れなかったらみんなで飲もう
(初田さんの地元大阪からいらっしゃっているお客さんが結構いたので)
とか、それはそれでいつか実現してほしいこともトーク内容に含まれていた。
生粋の初田悦子ファンとしては、ぜひ積極的に開催をご検討いただきたいと
真に願っている今日この頃である。
「こんな天気(予報)の中ですが、来てよかったなという
1日にしましょう!それでは、デビュー曲・・・」
そんな導入から始まった『きみのママより』は、
いつも以上に心を込めて力強く、真っ直ぐと歌っていた印象だった。
何年経っても、何度聴いても、愛情の伝わってくる素敵な曲だよね。
↑『きみのママより』歌唱中の様子。終始、表情もとても豊かに歌い上げる
個人的には、
背景にライティングされていた樹木を思わせるような緑の模様が
曲全体のイメージにとてもよく同調して、素晴らしく感じたなぁ。
ここまでいくとたぶん完全にパーソナルな感想になっちゃうけどなー。
でも単に歌や曲だけでなく、雰囲気とか見えてくるものとか
それ以外の要素も含めて総合的に良さを体感できるのも
ライブならではの醍醐味であると思う。
5曲目は『パパにラブレター』で、
鎌田さんと柳沢さん(後ほど紹介)は、楽器をギターに持ち替えて演奏&コーラス。
トリプルギターをメインとした伴奏に初田さんも応えるように
ステージスペースをいっぱいに使って歌う。
『パパにラブレター』はバンド編成が映える1曲だし、
コーラスの有無で聴いている感じがだいぶ変わる曲のように感じる。
個人的には、
さらにコーラスを入れて爽やかさを強めていってもいいかな、とも。
↑『パパにラブレター』ではギター演奏していた鎌田さんと柳沢さん
(この写真では分かりにくいが鎌田さんの背後に座している)
『海賊の花嫁』のベースの重低音が奏でられる中、
ここで、初田さんからこのライブのバックバンドを務める
サポートメンバーの皆さんが紹介された。
↑ノリノリ&笑顔にあふれた演奏姿が特徴、ドラムス田中徹さん(後ろ)
↑ベース、ハピネス徳永さん
↑初田悦子ワンマンライブでは完全にお馴染み、
ピンクの模様が入った衣装がトレードマークのアコーディオン田ノ岡三郎さん(左)と
ギターの久次米真吾さん(右)
↑『Storyteller~君に歌う物語~』の10曲目『熊猫の魔法』で楽曲提供している
フォークシンガーのような風貌の柳沢耕平さん(後ろ)
↑この日は柳沢さんとともにキーボードetc.を担当。
初田さんのプロデューサーの鎌田雅人さん
「ピーターパンのお話はあまりにも有名ですが、
実はそのすぐ隣でこんなLove Storyが始まっていた!」
初田さんのそんなインプレッシヴな言葉に導かれし6曲目は『海賊の花嫁』だ!
赤と青でダークに染められたステージから放たれる至近距離の迫力!
シャンソンの風合いの滲む鋭さのある歌詞と楽曲が
心にズドンと響く。これが“ストーリーテラー”たる所以か。
↑聴くほどにゾクゾクした!!
実はもともと『海賊の花嫁』は、
そんなに好みの1曲じゃなかった(曲のタイプという意味で)んだけど
ライブで何度も聴いているうちに、どんどん引き込まれていった。
CD音源で聴くだけではこうはならなかったかも・・・というか、ならなかっただろう。
ぜひライブで鑑賞して、その臨場感を味わってほしい曲のひとつ。
この後、9月4日に京セラドームで行われた
プロ野球の公式戦(オリックスVSロッテ)の試合前に
国歌独唱という大役を務めたことに関するトーク。
普段は蚤の心臓だが、不思議なことに歌うときは緊張しなかったという。
(↓この記事からその国歌独唱の動画が見られますので、ぜひ☆)
http://ameblo.jp/hatsuetsu/entry-11609939851.html
「これからはどこ行っても大丈夫!ドーム歌手ですから!!」
という自信を持った!・・・はずが、その2日後のイベントライブで
大昔のいろいろに紐付く驚くような展開の出来事があって
ものすごーく緊張してしまったそう。
(すみません、詳細説明が難しいのでちょいと言及を避けます)
ちなみに、この京セラドームでの国歌独唱。
確かにそれは偉大な役目だし、すごいことだと思う。
誰にでもオファーのあることでは無いからね。
でも、ワタクシからすれば、
2ndアルバム『Storyteller~君に歌う物語~』のリリースと
大阪・東京での2回のリリース記念ワンマンライブの開催、
それらの方がずっとずっと大きな意味があるし
国歌独唱よりもより多くの人に注目してほしい事であると思っているよ。
7曲目からは恋の歌3連発。
まず『忘れてね』はライブでは久しぶりに聴く曲だった。
大人の気品が漂う音楽がすーっと耳に入ってくる。
↑『忘れてね』を熱唱する初田さん
続いて『新しい恋をするために』、『銀色の恋人』と、
ニューアルバムでも連続で収録されている2曲が
ライブでもやはり続けて披露される。
前者は、恋の切なさと前に向かう爽やかさの融合を
後者は、昔の恋を懐かしさを歌っていて、
いずれも特に女性に、自分の経験と重ね合わせてシンクロするものがあれば
より心にも響いてくるであろう曲である。
↑『銀色の恋人』
『海賊の花嫁』のあたりとは打って変わって、
じわりしっとりと聴かせるナンバーで、一旦会場全体が落ち着いたムードになる。
ライブも中盤を過ぎ、今度はカバー曲『インテリアくらげ』。
なんとアコーディオン田ノ岡三郎さんとのデュオ編成。
↑『インテリアくらげ』の一幕。まったく見たことないような
テクニックを織り交ぜる田ノ岡さんのアコーディオン演奏も見事
“歌うストーリーテラー”初田悦子の真骨頂ともいえる、
ほんっっっとに素晴らしいパフォーマンスだった。もうその一言。
ワタクシ自身も曲に入り込みまくって、
一緒になって歌いまくってしまったよ。楽しき時であった。ハッハッハ。
ここで、田ノ岡さんが一旦ステージ裏に下がり、今度は柳沢さんが現れた。
初田さんがここから柳沢さんとの出会いについて語った。
「彼との出会いは山口県。お父さんのお墓参りをして
ちょっと感傷的になっていたところ、(たぶん鎌田さんの)車中で
流れてきた曲が柳沢さんが所属するウイリアムというバンドの曲だったんです。
普段なかなか素直な気持ちで他のアーティストの曲を聴けないんですが、
その曲を聴いた時は大号泣しちゃって・・・」
そこから鎌田さんが以前ウイリアムをプロデュースしていたことから
Facebook経由で実際に対面して、ニューアルバム用にも
楽曲を提供していただくような展開になったそう。
この次に披露されたのは、鎌田さん・柳沢さん・初田さんが
茨城県の山の中でレコーディング合宿的なものをやった時に
一緒にセッションしてすごく良かった、という『ともちゃん』という初めて生で聴く曲。
和やかな日々の風景や心情を歌った曲なんだが
♪息が白くなるような冬の朝に目覚めたって 君が傍にいればもう春の雲の中
という歌詞のサビからの初田さんの声量がものすごくて笑うしかない。
セッションもすごく良かったというが、これもなかなか素晴らしい1曲だったと思う。
いきなり聴いた曲でそういう感想を持つこともそうはないんだけどね。
バックバンドの皆さんがステージに戻り、
柳沢さんが「パンダ」をキーワードに詞と曲を制作した
『熊猫の魔法』が「本邦初公開!」された。
やわらかさを醸し出すオルガンの伴奏。
それでいてサビに向けて壮大な方向にもっていくような曲調の
ファンの立場からすると、いきなりCDに収録されていた
ある意味での“ビックリナンバー”なわけだが、
やっぱり鎌田さんが初田さんのために作った楽曲とは
ちょっと違う風に感じるものだなぁ。ま、作り手が異なれば当然か。
ワタクシは音楽的なことはよく分からないんだけれども。
間髪入れず、ワタクシの大のお気に入りである5拍子の楽曲、
『夢☆ジオラマ工房』に移った!
しかも、
この日は「雨じゃん!」嘆き→「台風じゃん!」絶叫のスペシャルバージョン!!
大バクハツだ!ウヒョウ!!
いやー相変わらず会心の歌詞!だなぁ。
音源化されて以来、最も多く聴いている曲であるが、
このインスピレーションの刺激度たるや想像の範疇ではないよ。
アコーディオンとキーボードからの電子音、柳沢さんのコーラスが
全部がたいへん効果的に作用していて、
もうそれはそれはファンタスティックな仕上がりになっていた。
↑♪なーんでだ なーんでだ から これっくらいのこと平気だよ
に変わるその一瞬での初田さんの表情と歌い方の変化は特筆すべきものだった
いやーもう最高だね!
もちろんお気に入りだってこともあるけどさ、
ここまでひとつの曲に心がワクワクさせられてしまうと
もうなんかどうしていいか分からなくなってしまうよね。
魅了されて惑う。そうか、これが「魅惑」ってやつか。
なかなかあるもんじゃないよ、魅惑されちゃうことって。
初めて聴いた時から度々同じこと書いているが
この1曲だけのためのライブがあってもいいと思うくらいだ。
ここからしばらくのトークをはさみ、
「今回リリースしたニューアルバムには
デビュー曲の『きみのママより』も再録しているんですけど、
デビューから4年半、私自身も子どもと一緒に成長していて、
『きみのママより』では描き足りないことがある。だからもう1曲書きました」
と初田さんが語る、8ビートの楽曲『Excuse!』がこの日のライブでの14曲目。
母と娘、相互にエネルギーを与え合う素敵な愛のカタチを歌っている。
↑バンド編成でこそ映える『Excuse!』
続けて、
初田さんの音楽仲間であり親友である勝見智子さんとのエピソードを歌った1曲。
『浪花サーティファイヴ』!
この曲は、勝見さんとの実際のエピソードから書かれた
「悩む中でも支えあって気の向くまま生きよう!」っていう
メッセージソングなんだよね。
↑この日もスタッフとして会場にいらっしゃっていた勝見智子さん
しみじみとした歌詞だけど、そこに込められた強い思いを
ストレートに伝わるように歌っているのが、すごくって。なんか感動的で。
一緒に歌いたくなる曲のひとつだし、
聴いていてワタクシも自然と嬉しくて楽しい気持ちになるよ。
↑♪浪花サーティファイヴ!
「ニューアルバム『Storyteller~君に歌う物語~』、ぜひ持って帰って下さい。
きっとお家でも楽しんでもらえると思います。そういうわけで最後の曲です!」と、
まぁどう考えても真に受けてはいけないあと1曲で終了宣言が飛び出したが
とりあえず個人的には真に受けておきつつ、仮ラストの『光』!
歌もパワー全開。初田悦子らしさの感じられる1曲。
バックバンドの皆さんの演奏にも、それまでにも増して熱が入っていたよ。
『光』の終了とともに、観客席からは大きな拍手。
何のコメントもためらいもなくステージ裏に下がる出演者の皆さん。
そして数十秒後、出演者の皆さんが再登場!
アンコールステージのスタート!
アンコールは想定されているとはいえ、ここまでいくと儀式だな、儀式。(笑)
「皆さん、アンコールありがとうございます!」
再び拍手に包まれるライブ会場。
「実は前日のリハーサルが9時間!
この先が桃源郷か・・・と思いましたが、やればできるもんです」と初田さん。
あら!?奇遇じゃありませんか、初田さん。
ワタクシも、初田悦子ライブレポートを書いていると、
桃源郷どころか蜃気楼や幻覚が見えてくることがありますよ。
そのリハーサルの時間を軽く超える時間がかかってますからね・・・
もっとサクサク書ける能力があればいいんですけどね。
・・・何でもないです。これもきっとマヤカシです。
さて、アンコール1曲目は・・・
「速い歌が続きましたので昭和的なやつをいきますかね。
アホな旅芸人の歌です。笑ってやってください。
アデュー、それは『さようなら』の意味です」
曲のイントロに乗せた、初田さんのそんな口上から始まる
『アデュー~旅芸人のうた~☆』!
↑鎌田さんはアンデス(高い音の出るピアニカ)を演奏
ドラムが結構大胆な感じのアレンジで、♪さらば~アデュー!と愉快痛快に歌いあげる。
でも、じっくり聴いていくと、
この歌、地味に結構難しい作りになっていると思うんだけどね。
通好みってヤツですよ。フォフォフォ。
会場を巻き込んだ♪シャラルランラルランラルラルラーの合唱で
このワンマンライブというひとつの物語の締め括りとしては最高だね・・・
と思っていたら、
「もう1曲歌わせて!また会う日までみんなも元気でおってや!」
という初田さんの言葉とともに『僕らのラララ』のイントロが!
おーう!
『僕らのラララ』もやるんだ!?
ちょっとした驚きの中、バックバンドの後押しを受け、
ありったけのエネルギーをぶつけて一気に歌い切る初田さん。
最後は、もはや定番となったラララの大合唱。
↑やはりライブのクライマックスは『僕らのラララ』が一番!
『僕らのラララ』が終わると、出演者の皆さんがステージ前に出て、
達成感に満ちた表情とともにフィナーレ!
お店のBGMなんかもかかり出して、これで本当に終わりだと思ったら、
会場中から湧き起こる「アンコール!」の声。
それを受け、初田さんが三たびステージに舞い戻った!!
おおおーーーっ!
大阪のホールライブに続くダブルアンコールか!マジか!?
「ダブルアンコールありがとう!用意してませんっ!!」
ウフォーーーーーーーーーーーウ!
初田悦子ファン歴もなんだかんだ言って長くなってきたけど
この展開は予想してなかったな~。
「こうなったからにはあと1曲歌わせてください!」
ここで、初めて耳にするデビュー当時のちょっとしたエピソードが語られ・・・
(詳細は後日・・・書くかもしれない)
「たった1曲だけど、たくさんの人に会わせてくれて・・・
これからも心を込めて歌っていこうって思ってます。」
↑鎌田さんとのピアノデュオ編成でのダブルアンコール『きみのママより』
広く遠く響く声。会場にも。そして心にも。
やっぱり“歌うストーリーテラー”初田悦子の代表曲は後にも先にもこれだ・・・
ワタクシが出会うことができたのもこの曲がきっかけだしな。
こうして、東京でのニューアルバムリリース記念ワンマンライブは終幕。
(さすがに、この後の「まさか」は無かった)
はい、カット!
ということでライブ終了後恒例のヰの公式のお時間です。
<ヰの公式>
初田悦子ライブ終了=東ヰンドの個性的活動
初田悦子ライブ終了=東ヰンドの個性的活動
「初田さん!どうも。お疲れ様でしたー!」
「お、ヰンドくん。」
「本日もプレゼントを持参いたしております。
前回、『Storyteller』のリリースにかけた、スト●×リー△※テラ は
無惨な悲しい失笑に終わりましたので、
今回こそはご満足いただけるようなものをお持ちいたしましたよ。」
「うん、何?」
「こちら!スト●×リー△※テーです!」
周囲から聞こえてくる「えー、またスト●×リー??」等の冷たい野次。
↑一瞬にして凍りつくその場
「・・・スト●×リー△※テー の出来はともかく、ストロベリーティーは好きだよ!」
嗚呼、初田さんのフォローの言葉が身に滲みる。
「それはよかった。では!こちらにサインをいただけますか?」
「出た!これか・・・」
しかし、多少のためらいの色を見せつつも、
ペンを執った悦子画伯のクリエイティヴィティは恐るべし。
すごすぎてもうこりゃこりゃ。(笑)
いきなり渡して即席でちょちょいとこれ書けるもんか!?
普通の人ってそうはいかないよな!!??
とワタクシが驚き桃の木の中、「はい!完成!!」
↑家宝その38。もはや芸術品としての価値があるほどだ
↑普段はほとんどお願いしないツーショット写真も撮らせていただいた
・・・以上、完。
ワタクシとしては珍しく、「楽しかったー!」という印象が最初にくるライブでした。
(結構珍しいことで、いつも異なる感想が先に来ることが多いんです。)
ひとつ思ったこと。
遠路はるばる大阪から来ているファンの方が多くて驚きました。
と同時に、関東の初田悦子ファンももっと増やしたい!
そんな気持ちも強く感じました。
さぁ、東京でも語られ始めた“歌うストーリーテラー”初田悦子の物語。
これからが新章ですね!!
ワタクシ東ヰンドも、個性に一層の磨きをかけて応援を繰り広げていきますよ!
(ただし、地味に地道に!)
だってファンですから~♪
以上、
初田悦子ライブレポート第40弾---歌うストーリーテラーの物語 東京編
でございました。
すっかり文面が長くなってしまいまして誠に恐縮です。
お読みになって下さったミナサマ!ありがとうございます!!
ぜひコメントにて感想などお寄せ下さい!!
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ありがとう
楽しみに読ませていただきました。ありがとう!!


無題
Facebookで某2人組の歌姫やプロデューサー、新たな楽曲提供者・・の方々の拡散により遅ればせながら参りました。感想は帰り道に語り尽くした気がするので、足跡だけ残していきますww


Re: ありがとう
鎌田さん!
新生東ヰンドの奇妙なブログへの初コメント、ありがとうございます!
ワタクシも本当に楽しむことのできたライブでした。
特に『浪花サーティファイヴ』あたりは、もう楽しすぎてよく分かんなくなってましたよ。
欲を言えば、もっともっとたくさんの人に歌を聴いてほしかったです。
文中でも書きましたが、このライブが“歌うストーリーテラー”初田悦子の物語の
新章の始まりだと思っています。だから、ここからです。
どんな物語が展開されるのかまた楽しみにしています。
新生東ヰンドの奇妙なブログへの初コメント、ありがとうございます!
ワタクシも本当に楽しむことのできたライブでした。
特に『浪花サーティファイヴ』あたりは、もう楽しすぎてよく分かんなくなってましたよ。
欲を言えば、もっともっとたくさんの人に歌を聴いてほしかったです。
文中でも書きましたが、このライブが“歌うストーリーテラー”初田悦子の物語の
新章の始まりだと思っています。だから、ここからです。
どんな物語が展開されるのかまた楽しみにしています。


Re:
いくさん!
そうですか・・・Facebookでもみなさんが拡散して下さっているんですね。
まったく予想だにしないことでした。
最初は思わず始めた初田悦子ライブレポートも、そうなると本当に責任重大になりますね。
実は今回のは、執筆していた立場としては、出来上がりには
ちょっと満足できていないんですが・・・
でも、初田悦子ファンとしてとても光栄に思います。
これを機に、たくさんの人に“歌うストーリーテラー”初田悦子の
創り出す音楽の世界に関心をもっていただくことができて、
歌を聴いてもらえたら嬉しいですね。何よりもそれが望んでいることですから。
そうですか・・・Facebookでもみなさんが拡散して下さっているんですね。
まったく予想だにしないことでした。
最初は思わず始めた初田悦子ライブレポートも、そうなると本当に責任重大になりますね。
実は今回のは、執筆していた立場としては、出来上がりには
ちょっと満足できていないんですが・・・
でも、初田悦子ファンとしてとても光栄に思います。
これを機に、たくさんの人に“歌うストーリーテラー”初田悦子の
創り出す音楽の世界に関心をもっていただくことができて、
歌を聴いてもらえたら嬉しいですね。何よりもそれが望んでいることですから。


楽しかったねぇ~♫
インテリアくらげ・・・楽しそうに歌ってたよねぇ~笑
ブログのバック?明るい色にしたらええのに~
ブログのバック?明るい色にしたらええのに~


Re: 楽しかったねぇ~♫
かずこさん
新生東ヰンドの奇妙なブログへようこそお越しくださいました!
>インテリアくらげ・・・楽しそうに歌ってたよねぇ~笑
浪花サーティファイヴも、です。
>ブログのバック?明るい色にしたらええのに~
東ヰンドの「奇妙な」ブログですから~。
新生東ヰンドの奇妙なブログへようこそお越しくださいました!
>インテリアくらげ・・・楽しそうに歌ってたよねぇ~笑
浪花サーティファイヴも、です。
>ブログのバック?明るい色にしたらええのに~
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プロフィール
HN:
東ヰンドの奇跡の賢者
年齢:
41
HP:
性別:
男性
誕生日:
1983/10/11
職業:
バルタン星人
趣味:
地味で地道なこと
自己紹介:
生粋の初田悦子ファン。
とにかくたくさんの人に “歌うストーリーテラー” 初田悦子 の歌を聴いてほしい!と心から願って生きています。
ジャグリングが趣味でしたが、最近はたまにやるくらいになってしまいました。
日本ビール検定2級所持。
マー○ャン(中国積み木)も幼い頃からすごく好きです。
Twitterアカウント:higashi_indo
とにかくたくさんの人に “歌うストーリーテラー” 初田悦子 の歌を聴いてほしい!と心から願って生きています。
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